壮大な出雲神話の世界♪NO.4大国主命のお后ご降臨 |
2012年 09月 25日 |
国譲りの後、高天原より大国主命のお后として、高天原で有名な神様、高御産日神の娘である三穂津姫命が
稲を持って美保関に御降臨なさいました。
この三穂津姫命は農業を広められた神として五穀豊穣、夫婦和合、安産の神として崇敬が篤い神様です。
小泉八雲が松江に赴任の途中、鳥取県の田園風景を見て、美保神社の神札が竹の串に差され、田んぼに立てられているのが、まるで白羽の矢のようであると記しています。
この神札の立てられている所では、鳥獣の害がないとされています。
この事は、農家の方の三穂津姫命に対しての信仰の篤さを物語っています。
毎年、田植えが終わると中国地方の農家の方は、一年の豊作を願って美保神社にお参りし、秋には豊作に感謝しお礼参りをすると言う習慣がありました。
美保神社には、大国主命のお后の三穂津姫命と長男の事代主命がお祀りしてあります。
事代主命は、国譲りの時大英断をくだされ、漁業、海運、商売、音曲の神様として知られ、また全国3000社余りのえびす社の総本社にもなっています。
出雲地方では、古くから出雲大社と美保神社をお参りすることを両参りと言い、片方をお参りすることを片参りと言って、両参りすると良縁、縁結びのご利益がさらにあると信じられています。
この写真は三穂津姫命と事代主命の絵馬で、美保神社に収納されいます。
by nabeya_b | 2012-09-25 09:57