壮大な出雲神話の世界♪ NO.2 国造り |
2012年 09月 12日 |
前回 国引きによってこの島根半島の形が出来たことをお話をしました。
その後この出雲の国は、大国主命が治め、国造りを行なっていらっしゃいました。
国造りのため、大国主命が美保関にいらしゃっていた時、沖の彼方から小さな小船に乗って、
ミソサザイと言う鳥の羽根に身を包んだ小人の神様がやって来ました。
大国主命は側近の神々に名前を尋ねるけれども、何も答えず知りません。
そこへヒキガエルの神様が出てきて、案山子の神様が知っていると答え、
沖の彼方からやって来る神様は、少彦名命の神様であることがわかりました。
この神様は、医療、医学に優れ、非常に賢明な神で、大国主命と兄弟の契りを交わされ、
この大事業である国造りに、ともに力をそそぎ大いに貢献されました。
美保関にはこのお話に基づいた神々である、少彦名神、ヒキガエルの神様、
案山子の神様を祀ったお社があり、美保神社の末社になっています。。
またミソサザイと言う字を漢字で、とても読めないのですが、鷦鷯(ささき)と読み、その呼び名を名字にされている家があり、全国でもこの漢字を使っているのは美保関にしかございません。
このように美保関は国造りでも重要な舞台になったところです。
この写真も美保神社にある国造りの絵馬です。
by nabeya_b | 2012-09-12 12:24